一人でもフットワーク軽く活動できる場所が、小田原にはたくさんある。小田原らしい〝ワークライフバランス〟。

ARUYO ODAWARA

コロナ禍を経ていっきに増えた〈リモートワーク〉。
職場に通うことなく好きな場所で働くワークスタイルは、生活そのものにも大きな影響を与え、「〝都心から少し離れたまち〟に住む」選択肢に注目が集まるきっかけともなりました。
そして、小田原もそんな〝都心から少し離れたまち〟のひとつ。
実際に、ファミリー層だけでなく、よりフットワークの軽い多くの単身の方々も、小田原に面白さや働きやすさを見出し、暮らしはじめています。
今回は、そんな小田原らしいワークライフバランスについて、また一人暮らしの人にもおすすめのスポットについて、紹介していきたいと思います。

仕事と生活+エンターテイメント

まずは、小田原を代表するコワーキングスペースと言っても過言ではない、栄町の「ARUYO ODAWARA」。
地元の20〜30代の人たちによる運営というかたちも特徴で、積極的なイベント開催や事業相談・マッチングの実績などもあり、若い世代や移住者からの信頼も厚い施設です。
併設の「LOUNGE  Portal」はシェアキッチンとしても人気。コワーキング利用者だけでなく、一般の人もまちの飲食店として利用することができます。

ARUYO ODAWARA

また、ARUYO周辺は、仕事と生活+エンターテイメントのバランスが際立つエリアでも。

近くの路地には複数の病院や診療所や薬局が集まっており、生活環境としても心強いですが、その中で独特の存在感で佇むのが「Bleu Coffee Stand & Bar」。
音楽やファッションに造詣の深いオーナーの経営するカフェ&バーです。
スタンド形式なので、一人でもふらりと訪れることができます。

駅方面に進んでいくと、ミニシアター「小田原シネマ館」の姿も。
単館系といわれるような小規模だけれど良質の作品や、往年の名作、地域にゆかりのある作品等を中心に、毎日4〜5本の映画(鑑賞料は1作品ごと)を上映しています。

小田原シネマ館

Bleu Coffee Stand & Bar

シネマ館近くのゲストハウス「Tipy records inn」のカフェ&ラウンジ「photon」も、一人で利用しやすいスポット。
お試し移住やまち歩きを宿で開催していることもあって、小田原の暮らしについて、おすすめの場所についてなどを、気軽に聞くこともできそうです。
コワーキング利用OKなので、カフェタイムがてら仕事するのもいいかもしれません。

photon

生活の香りただようエリアの中で

ARUYOから駅と反対方向に進んでいくと、今度は、より生活の香りただようエリアに。
とはいっても、いわゆる住宅街のような雰囲気とも異なり、まちなかの気配は残しつつも、日々の営みに必要な要素はしっかり点在しているような、独特の佇まい。

中でも、多様な品揃えと広い売り場面積を誇る鮮魚コーナーが人気の「ヤオマサ中町店」は、地元では〝水族館〟の異名でも知られるスーパーマーケット。
毎日の買い物だけではなく、最近では密かな観光スポットとしても注目を集めています。

ヤオマサ中町店

ヤオマサから歩いてすぐの場所には、小田原で唯一の銭湯「中嶋湯」も。
昭和の趣きあふれるお風呂には、今も日々多くの常連客が通っています。時代が変わっても変わらぬ地域コミュニティの一角を担い続けているのです。

そんなまちの空気を感じつつコーヒーを味わえるのが、自家焙煎珈琲店「平澤珈琲店」。
最大の特徴は何といっても、こたつのある小上がりスペース。
ここもコワーキング利用OK。
先客がいなければ、寒い日にこたつに入りながら仕事をする…なんてことも可能です。

中嶋湯

平澤珈琲店

ときにはまちの中心で

おだわら市民交流センターUMECO

ときには駅の近くや、まちの中心エリアで仕事をしたい、ということもあると思います。
そんなときに穴場としておすすめなのが、「おだわら市民交流センターUMECO」と「小田原三の丸ホール」。

「おだわら市民交流センターUMECO」は、小田原駅連結の、市民・団体・事業者の交流連携を目的とした施設。
11の会議室を備えていますが、〝交流エリア〟と呼ばれるフリースペースもあって、氏名を記入することで2時間程度まで無料で利用することができます。

「小田原三の丸ホール」は、いわずとしれた多目的ホールですが、実は、ホールの利用がない日は〝ホワイエ〟(幕間の休憩などに使われているスペース)を無料開放しているのです。
目の前のお堀や小田原城を眺めながら仕事をすることができます。(開放日はHPなどを参照)

小田原三の丸ホール

小田原三の丸ホール

キッチンかぶら

飲食店でいうと、三の丸ホール近くの「キッチンかぶら」は、リーズナブルな家庭料理のブュッフェやお弁当でファンの多いお店。
休憩時間のランチに、行き帰りのテイクアウト購入にと利用する一人客が多いので、こちらも気軽に立ち寄ることができます。
まちなかで集中して仕事をした後、栄養満点の家庭料理でお腹を満たす…というのもいいかもしれません。

ときには自然とともに

ただ、せっかくの〝都心から少し離れたまち〟。
その良さを最大限に満喫するのなら、やはり理想は、〝自然の近くでのワーク〟かもしれません。
そんなモードの時におすすめなのが、「国府津エリア」。

国道1号線、JR東海道線、海岸線に沿うようにかたちづくられてきたまち並み。
まちのいたるところから海が望め、反対側には山が連なり、道沿いに多くの歴史的建造物が残っているエリアです。
近年ではイベントスペースや宿、ギャラリーなど様々な施設もでき、新しいお店も増え始めています。
その中の一つが、コワーキングスペース「BLEND-Coworking」。
国府津らしい抜け感ある雰囲気の中で仕事をした後は、徒歩すぐの海で気分転換したり、駅の反対側の高台に上って絶景を堪能したり。
まさに自然を肌で感じながら過ごすことができます。

BLEND-Coworking

国府津の海

NekoCoffee ROASTER SkyTerrace

ときには、コワーキングの上の階に入っている自家焙煎珈琲店「NekoCoffee ROASTER SkyTerrace」で、コーヒー片手に仕事というのもいいかもしれません(BLEND-Coworking利用者10%オフあり)。
テラスから眺めるまちや電車の様子は、また違う趣き。ゆったりとした時間を過ごせます。

生活の気配を感じながら。
エンターテイメントを楽しみながら。
まちの中心で。
自然とともに。
一人でもフットワーク軽く活動できる場所が、小田原にはたくさんあります。
状況にあわせて、気持ちにあわせて、小田原らしいワークライフバランスを楽しまれてみてはいかがでしょうか。

国府津のまち

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